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今日もちょっと楽しい

暇ってやばい

名古屋を離れてから20日近くしてやっとネットが繋がりました。

元々テレビは持っていないのですが、一度はネット無しの生活もしてみたいなと思っていたので開通を急がないでおくことにしました。

新居は電波も悪いのでスマホも使えない状態でした。これは想定外。。。

結果としてはめっちゃ暇。

1日の時間って結構あるんだなって感じです。

忙しくて時間がないという人は何かを削ると時間が作れると思います。

何も削りたくない人はその生活を自分で選んでいるんだと満足するようにしましょう。

だがしかし!

あまりに時間があるとネガティブになってしまうことがわかりました。

仕事や人間関係を悪い方向に考えてしまって落ち込むことがあったのです。

でも僕は「ほー自分って時間があるとこんな風になるんだな」と客観的に見ることができたのでその後は普通に過ごせました。

多分人間はそういう性質を持っているのだと思います。

定年や子育てがひと段落ついて時間ができたら急に元気がなくなる人っていますよね。

人間を含む生物は生存欲求があるからあらゆることに対し怯えを持っているのです。

生きていく上での危険を回避するための機能なのかなと。

何もしない時間があるとその恐怖感の存在が大きくなってしまうのでしょう。

特に人間は想像力があるからそれを不必要に拡大させてしまうし、あまりに不安が過ぎると生きていくのが嫌になってしまうのです。

だからその不安を気にしないようにするために世の中は娯楽で溢れているのかもしれませんね。

エンターテイメントが拡大し多様化しているのは生活がどんどん効率化され労働時間(職業、家事を含む)が短くなっていっているために、本能的な不安と対峙する機会が多くなってしまうのでそれを回避するためなのではないでしょうか。

プロスポーツの拡大やアメリカなどでの大麻解禁もその流れなのでしょう。 

ワイドショーやなんやら世の中要らない情報が多すぎるのもそうですね。

結局逃げでしかないんだよ。

そんなことを考えながら聞いたラジオ番組に「お金2.0」の著者が出演していました。

この本では今後生きていく上で重要になるのは「価値主義」としています。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 

 今までは生きる意味や人生の価値観は多くの人が同じものだったけど、これからは自分で決めなければいけないといった内容の話をされていました。

その他の話もそれまで考えていたことと若干近いと感じたので興味を持って聞くことができました。

これからは、というかすでにこの考え方の人は多いのでしょうね。

僕は理解する部分もありましたが結論はちょっと違うんですけど。

まあとにかく普通の人は暇を回避しておく方が無難なのではないでしょうか。

名古屋塩釜口「beer bar マーブル」

名古屋市天白区塩釜口「beer bar マーブル」というお店があります。

かわいいビール女子2人が始めたおしゃれで気軽に立ち寄れる雰囲気のビアバーです。

 

ホップみたいなランプシェードがビール好きの心をくすぐります。

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入り口付近のスタンディングテーブル。

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あとは全部カウンター。

これは僕の好きなタイプの内装です。

たまに壁に向かってるお店あるけどあれはダメだね。

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タップは今のところ4つ稼働中。(2018年6月時点)

あと奥の冷蔵庫から自分でボトルビールが選べます。

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40,50種類くらいかな?

国、スタイル共にバランスがいいラインナップです。

 

食事メニューで珍しいのは生ハムを原木から自分でカットできることです。

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やったことある人はほとんどいないのでは?

ってことで僕も初挑戦!

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これほんと楽しいです♪

もちろんなかなか上手には切れません。

でも他ではできないし、何人かで来たなら盛り上がるでしょう。

薄い方が美味しいってのはわかりますが分厚く切った生ハムの味なんて逆に貴重かと思います。

 

他のメニューはほとんど手作りです。

燻製いろいろ。

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僕が感動したのは手作りアンチョビとオリーブのピザ。

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初めは生地だけ手作りだと思っていたのですが、なんとアンチョビまで手作りです。

アンチョビを缶詰じゃなくて自分で作っちゃうなんてびっくり。

味は「フレッシュなアンチョビ」という他ありません。

しっかりアンチョビの味なのですがさらに新鮮な風味があるのです。

とても美味しいです。

 

料理担当まりこさん。

めっちゃ癒し系美人!

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もう1人はビール(お酒)担当さっちゃん。(写真無し)

将来的にはこのお店でオリジナルのビール醸造をやるのだそうです。

絶対東京から飲みに行っちゃう。

 

名古屋のお店をそんなに知っている訳ではありませんが、ここは僕が名古屋で一番好きなお店です。

2人がかわいいからってだけではありません!(それもまああるけど笑)

今年4月にできたばかりの新しいお店ですが楽しい思い出が詰まっています。

僕にとって2人は憧れみたいな存在です。

自分達がやりたかったことを実現していっている姿がかっこいいのです。

これからの展開が楽しみです。

 

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東京でこの記事を書きながら写真を見返していたらしみじみしちゃいました。

近いうちにまた行けるといいな。

東京に戻ってきた

仕事の関係で東京に戻ってきました。

1年半ぶりです。

嬉しい面と名古屋に後ろ髪ひかれる思いで複雑です。

それにしても東京はやっぱり人が多いですね。

しかもみんなせかせかしてるような気がします。

気のせいかな?

 

名古屋に住んでいた時に上の人の足音がうるさかったのでこっちでは解放されるなと思ったらこっちもうるさかった。。。つらい。。

同じ人かと思えるくらいです。

こんなものなのか。

 

新居の電波が悪い。

このご時世しかも東京23区内なのに部屋の中で基本アンテナ1本。

たまに圏外になります。

ラインとかも送信できなくてストレスを感じます。

ネット繋がるまでの辛抱か。

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(今時3Gて)

 

商店街が緩やかに衰退していっている気がする。

前にあったお店が結構無くなっていました。

その後に別のお店が入ってるとこも少ない。

活気が前より無くなっているような?

それとも今までこの繰り返しだったのだろうか。

しばらく住んでから確かめよ。

 

飲食業一日体験

先日友人がやっている小さな居酒屋で手伝いをしました。

僕は飲食業に憧れているので喜んでやってきました。

主に皿洗いでしたが、他にもビールを注いだり、接客したりと慣れていないことばかりなので難しかったですけど楽しかったです。

お客さんからしたら僕も店員に見えるので責任を感じます。

タイミングよく話しかけるのが大事ですね。

大体2人で来ているお客さんでしたが、2人の話が途切れたところで話しかけるようにしました。

明るく、冗談を交えつつあまり深く踏み込みすぎないというのがポイントなのかなと思ってそこに気をつけているつもりでしたが、そのラインも自分目線なのでちょっと不安。

まあみんないい人だったので楽しそうにはしてもらえましたが実際にはどう感じていたのかな。

その後予想より暇になってしまいました。

お客さんどうやったら来るかなとか話し合ったりして。

ハッピーアワー、イベント、メニューとか変えられる部分はたくさんあると思います。

でも何をしたらウケるのかな〜。

女性が来やすい店はいいお店が多いので、女性がたくさん来るといいねと言ったのですが店主の友人いわく女性はお金を使わないで長居するのだそう。

3千円で3、4時間くらい居る人達もいたそうです。

後半は水だけでずっとおしゃべりみたいな。

経営の立場からするとなかなか厳しいですね。

考えるほどに難しい。

飲食業って大変だな。

もちろん他の業種もそれぞれ外からは見えない苦労がありますよね。

それでも本当に楽しかったし、まだ憧れちゃうな〜。

山椒の季節

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山椒が好きです。

爽やかな香りの刺激的な味わい。

本当にクセになってしまいます。

下処理がちょっと面倒ですけど。

面倒だから放置しすぎて変色してしまいました・・・。

季節ごとに好きなものを作っておくと一年が楽しく過ごせますね。

何に使おうかな〜。

エコってなんだ

この前ドラッグストアに洗濯用の洗剤を買いに行ったんですけど、ボトル入りと詰め替え用がありました。

普通は詰め替え用が安いよなと思いきや、ボトル入りの方が安くなっていました。

しかもボトル入りの方が量が多い。

これって意味なくないですか?

東海地区の人にオススメ!三越「北斎展」

錦で錦絵観てきたぞ*1ってことで前回の記事では少し触れただけでしたが、名古屋栄三越で開催されている北斎展へ行ってきました。

mariostang.hatenablog.com

 

この日ビールを飲みに行くには時間がまだ早いから何かしようかなというくらいの軽い気持ちで入ったのですが、これが存外に良かったのです。

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最初の方で東海道五十三次の浮世絵が道順に並べられていました。

それまでは風景画は地味なんだよなあと思っていたのですが、江戸の日本橋、品川などの場所も行ったことがありますし、愛知に住むようになって東海地区の地名も知るようになっていたので親しみを感じるようになっていたことに気がついたのです。

その中で「池鯉鮒」という土地があったのですが読みは「ちりふ」でした。

(あれ?これは昔の読み方的には「ちりゅう」になるんじゃないの?ってことは「知立」か!)と一人でアハ体験したり。

昔から住んでいる人はすでに知っていたのでしょうけど。

 

西洋画法への挑戦も垣間見ることができます。

雲を記号から質感的に描き、陰影のグラデーションも写実的になっている時代がありました。

きっと彫り師と刷り師が大変だったんだろうな〜と関わった職人の技量にも驚かされますし、その表現に初めて触れた昔の人々はどう感じたんだろうかとその時代へ思いを馳せることができます。

その時代の絵にはリアリズム・記号的・心象的な表現が一枚の作品に混在していて、ともするとまとまりのない印象を受けるかもしれません。

しかしそれは日本人の空間認識的にはとても自然なことなのではないかとも感じられます。

日本人は概念・平面・立体を切り分けない部分があると僕は考えているからです。

 

北斎といえば富嶽三十六景もまた有名なシリーズです。

赤富士や大波の有名な作品も展示してあって、その圧倒的な迫力には感動しました。

後で絵葉書を買ったのですがその超有名作ではなく「富嶽三十六景 駿州江尻」にしました。

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強い風を紙が飛ばされうねる姿で視覚化しています。

そして葉っぱを飛ばされる二本の木は手前の紙を飛ばされている人間との相似です。

しかし奥では微動だにしない富士山との対比が鮮明です。

この作品には自然の動的エネルギーが保存されているような素晴らしさがあります。

他の作品でもお寺から富士山を眺める人々や、花火を見ている人々と屋台の賑わいなど今と変わらないと思える部分があって遠い過去の様子が頭の中で再生されるようでとてもウキウキとするような気分になりました。

その風景の中に住んでいた当時の人にとっては最高のエンターテイメントだったことでしょう。

多彩な表現へ挑戦していた北斎ですが、その中にはエッシャーマグリットに先駆けたような描写もあってその時代を超える才能には驚くばかりです。

北斎マジ卍。(←これも北斎が先駆け)

 

最後は浮世絵から影響を受けたというアンリ・リヴィエールの作品が展示されていました。

富嶽三十六景の富士山をエッフェル塔に置き換えたかわいらしいイラストレーションのようでしたがその視点は浮世絵そのもの。

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それは主題を中心とするだけでなく、遠くに霞んでいたり雲で隠れたり見切れていたり、裏側の一部分だけを切り取るというそれまでの西洋美術にはなかった視点を取り入れている部分です。

そしてエッフェル塔が見える風景の中で繰り広げられる人々の生活や他の景色との調和など大きな枠組みの中での、まるでオムニバス映画のような数々のドラマを描き出していることです。

それが富嶽三十六景の視点なのではないでしょうか。

浮世絵的な落款や版画風のタッチは表面的なものでしかありません。

 

そんなに点数もないだろうなと思っていた今回の展示ですが一つ一つ興味深く観ることができ気づけば2時間以上いました。

東海地区というか東海道五十三次の道のりの土地に住む人々にとっては親しみが湧く作品だと思うので観に行ってみてはいかがでしょうか。

*1:錦はこの辺りの地名