林檎、りんご、リンゴ。
ゴロンと転がるまあるい果実。
フランス語ではPomme.
読みはポム。
ひらがなにすると「ぽむ」
めっちゃかわいい。
フランス人にそう教えてあげたい。
聖書の世界では禁断の実でもあったりする。
その割にみんな食べてる。
神様に怒られないのだろうか。
芸術的な果物でもある。
偉大な画家もそうでない画家もみんなリンゴを描いている。
インスピレーションを与えてくれるらしい。
芸術におけるインスピレーションは神からの賜物。
やっぱり怒らないんだ。
物語にもよく出てくる。
白雪姫はリンゴが大好き。
毒リンゴを食べたけど死にはしなかった。
毒が体に回ったわけではなくて単に喉に詰まらせただけなんだろう。
窒息して10分もすると死に至ってしまう。
でも助かったということは喉に詰まらせてから10分以内、後遺症が残らなかったから3分以内に王子様は駆けつけたということになる。
割と感動が無い。
「1日1個のリンゴが医者を遠ざける」ということわざがあるほど栄養がある。
僕が子供の頃は風邪をひくと母親が作ってくれた「りんごしりしりー」を食べていた。
しりしりーとは沖縄の方言ですりおろした物。
母親がリンゴをすりおろす。
それだけ。
とても特別な食べ物だった。
今はそのまま食べる。
食器用洗剤で洗って皮ごと食べる。
食器用洗剤とは通称であって実は野菜、果物も洗える。
というわけで洗剤で洗って皮ごと食べる。
洗って半分に切った半分だけ食べる。
もう半分は明日食べる。
そのまま食べるからお皿は洗わなくていい。
今日は紅玉を食べた。
真っ赤なリンゴだ。
リンゴを描くとき誰もが真っ赤に塗るけど、実物の紅玉を見ると赤が強すぎるように思えてしまう。
不思議だ。
紅玉は酸味があっていい。
甘いだけの果物はあまりよくない。
明日も半分食べる。