僕はすき焼きがあまり好きではありません。
家庭であまり出なかったというのもあるかもしれないけど、料理として不完全だと思います。
作る時の注意で「白滝と肉を一緒に入れると肉が固くなるから離して入れるんだぜ?」というものがあります。
もうその時点でおかしい。そんな物を一緒に入れんなよ。
それにあんな小さな鍋の中で離したところで大差ないだろって思ってしまいます。
肉を大量の砂糖と醤油で煮込んでもう牛肉の味なんてわからないし、そこからさらに生卵でコーティング。
いい肉使うのがもったいない・・・。
でもそれは歴史に関わっているのでしょう。
幕末の頃に出来た料理だと思うけど、その頃までは肉食は禁止されていて一般的ではなかったはずです。
だから肉の味に馴染みがなくたやすく受け入れられなかったかもしれません。
ましてや牛肉は餌や処理の関係で今よりもクセがあったでしょう。
それをなんとかしてごまかすための料理法がすき焼きだったのではないでしょうか。
だから肉に慣れ、肉の質も上がった(変化)した今ではもっと違ったすき焼きがあってもいいのではないか?
そんな事を考えながら今日の夜すき焼きを食べました。
おいしい・・・・。
と、数年前に書いたこのめんどくさい文章を下の記事を読んで思い出しました。
やっぱ糸こん(白滝)で肉固くならないじゃーん。
あと肉の質も変わっているので味の違う次世代すき焼きを考案してみたいものです。