僕が上京した翌年に行って以来毎年のように通っていたイベントがあります。
それが「デザインフェスタ」です。
通称「デザフェス」と呼ばれ年に2回、東京にある国際展示場で個人作家、小規模企業がオリジナル作品を展示・販売するイベントです。
大手企業の商品や流行とは違った、こだわりがありニッチな作品が一挙に集まる光景は混沌とした熱気があふれます。
雑貨だけではなく、ダンス・ファッションショー・音楽ライブ・ライブペイント・映像作品etc.と多種多様な表現を観ることができます。
外国からも出展者が来ていてそれはもうすごい盛り上がりです。
自分の好きなものを「大好きだ!!」ってみんなが言っている場だからです。
ただ個人的にはアニメ・ゲームのコスプレが増えそうな気配がちょっとやだな・・・。
それは別でやって欲しいです。
これは8年前に作家さんに直接描いてもらった作品です。
この方達は単に展示することだけが目的だったらしく、僕が作品を売ってくださいと言ったらわざわざ新しく無料で描いてくれました。
魔除けとして飾っています(笑)
これはフランス人作家が描いたシーサー。
沖縄出身としてはこれは玄関に飾らねばいけませんな。
これは多分その時イノシシ年だから買ったやつかも。
女の子の絵を結構買っています。
その他にもバッジやキーホルダーなど小物を毎年買っていました。
珍しいものばかりなのでプレゼントにもピッタリです。
会場に行ったらおすすめしたいのが「作家さんにサインをもらう」ことです。
もともとレアな作品がサインを書いてもらうことで世界に一つだけのものになります。
僕はよくもらっていたのですが、サインをお願いすると作家さんには逆に喜ばれるんです。
モチベーションアップにつながるはずなので是非サインをもらって「頑張ってください」と一声かけるなどしてみてください。
8年間行っていると内容の移り変わりも感じるものでして、特徴のようなものも見えてきます。
最初に行った頃は占いブースもあって違和感を感じていたのですが、ある年から占いは無くなりました。
それ以来デザフェスの盛り上がりは勢いを増していきました。
作家を大事にした結果ですね。
しかし2011年の震災直後はさすがに参加者が減りました。
特に海外からの出展者が減ってしまったのです。
これから日本はどうなってしまうのだろうと、そんなところでも不安になったものですが翌年以降から徐々に回復し、今では以前にも増して海外からの出展者が増えています。
日本がまず自分の環境を楽しめば外国からも注目されるという良い例だと思います。
東アジアでは今の所最大級の規模で個性的な作品が集まるこのイベントは日本を代表するものになっています。
ただし少数の大企業が寡占している産業のような大規模消費には繋がりにくいので、純粋な市場規模としては小さいかもしれません。
しかし観光・文化など複合的な面で見ればかなり大きなプラスになることは確実でしょう。
その場でやっていることを誰も"Cool Japan"だと思っていないでしょうが、これこそが本当の"Cool Japan"なのです。
そんなこと言ったら途端にダサくなってしまいますけどね。
つかみどころのない混沌とした姿が全部ごちゃ混ぜになったその場はとても日本的と言えるのではないでしょうか。
まあ余計なことは考えず単に楽しめばいいと思います。
というわけで次回の開催は今年の5月27日(土)28日(日)とのことです。
気になった方はぜひどうぞ!