最近東京は笹塚まで行ってきまして、妹とカフェやらなんやら入ってみたんですけども。
商店街を抜けた先の通りに本格的なガレットのお店があったのでそこでブランチを取ることにしたんですね。
小さなテラス席でガレットなんておしゃれ極まりないじゃないですか。
まあ初めて食べたんですけどね。
さらにお店の人がフランス人でガレットを持ってきた時に「ボナペティ〜」なんて言ってくれるのがまたニクイじゃないですか。
雰囲気もさることながら肝心のガレットもとても美味しくていい気分で過ごしていました。
そして食後のセットドリンクに僕はコーヒーを頼んだんですけど、妹は紅茶にしたんですね。
紅茶はティーポットに入って運ばれてきたので自分でカップに注ぐわけですよ。
そしたらその紅茶に色が付いてないんですね。
限りなく透明に近い紅茶です。
あれ?なんで?と思ってポットの蓋を開けるとちゃんと茶葉は入っていましたよ。
でもポットが全然熱くない。
カップに注いだ透明な紅茶を飲んでみるとぬるいんですね。
ぬるいというか白湯ですよ。
でも水ほど常温でもないんです。
うすらぬるいみたいな。
そして茶葉はアールグレイらしくて、ほんのり香りはするんですな。
そこで僕はね「あれ?フランスでは紅茶はこうやって飲むのかな?」なんて思ってしまったものですから、店員さんをすぐに呼んで「これぬるいですよ」って言うべきなのか迷ってしまったってわけです。
妹と2人で「これおかしくない?」「でも香りはするよね」なんて話をしながら何年も積み重ねたはずの常識がぐらついてしまっているのを感じましたね。
なんやかんやしてるうちにちょうど店員さんが近くに来たので意を決して「すいません。これ熱くないの普通ですか?」とソフトに質問。
今思うとなんて外国語話者に優しくない言い回しなんでしょうね。
そうしたらそのフランス人の店員さんはポットを触って「あ!すいません!すぐにお持ちしますね」って下げてくれました。
(いや〜やっちまったな)って恥ずかしそうな笑顔でしたね。
やっぱぬるかったんかい!!って2人でつっこんだんですけど、それは自分たちに対する言葉でした完全に。
外国の物は身の回りに溢れていますけど、現地で実際どう扱われているのかを体験したことは一度もないので、文化というのはテレビや本で目にするだけで理解できるものではないんだなと改めて感じました。
普通はそんなこと思わないって?
ごもっとも〜。