先日の台風は大災害というレベルでしたね。
特に千葉県の方は今もご苦労なさっていることでしょう。
早く生活も心も立ち直って欲しいです。
なのにこのタイミングでまた台風が発生しています。
しかも超大型で本州直撃コースの予報。
まじか・・・。
短期間で連続は被害が拡大することもあるので大変心配です。
近年本州への台風の直撃が増えているように感じられます。
気象庁のサイトで見てみると、2010〜2014年の5年間と2011〜2019年の5年間では2倍近い上陸数になっていました。
逆に沖縄への直撃は減っているように感じられるんですよね。
台風の発生場所が北にシフトしているからなのではないでしょうか。
そしてそれは温暖化の影響なのでは?
近年は台風の発生もルートも北上しやすくなっているのかもしれません。
僕は沖縄で生まれ育ったのですが毎年夏になると台風が来るのは当たり前で、その度に必ずと言っていいほど停電していました。
なので停電になっても「お、きたか」と特に驚くこともなく用意していたランタンに火を灯してちょっとしたイベント気分だった子供時代を思い出します。
そして暴風が吹き荒れるのですが、それが長時間続くのです。
本州では台風は数時間で「通過」しますが、沖縄では10時間以上「停滞」することがあります。
丸一日外に出られないとかもあったな〜。
しかし!
もしも環境の変化で本州に来る台風がこれまで沖縄に来ていたような停滞する性質を持ち始めたとしたら・・・。
その恐ろしさ、被害は沖縄で起こっていたことの比ではなくなってしまうでしょう。
なぜなら慣れていないから。
沖縄では暴風警報が出ると学校はもちろん多くの仕事も休みになりますが、関東では台風が来ても仕事は休みになりません。
台風が来る前に会社に前乗りしたり電車が止まっているにも関わらず駅に人が殺到します。
なんでなん?
その間ずっと暴風が吹き荒れたらと考えるととても恐ろしいです。
あと住宅も台風に対応していませんよね。
沖縄では鉄筋コンクリートが一般的ですが本州では木造も多いです。
街も人も長時間の台風を経験していないので、もしそんな台風が来てしまったら本当にやばいと思います。
これから変わっていくかもしれませんがその過渡期を過ごす人々はかなりの痛手を被ることでしょう。
その準備・意識の甘さは人災とも言える被害を引き起こすかもしれません。
自然災害の脅威と人災もプラスされてしまうことが本州では非常に危険な点だと思います。
(タイトルは沖縄から見たことを強調するための言葉を選びました)