アマゾンプライムで観た映画です。
同じ事を感じたので二作まとめて書きます。
ジュラシックパーク1の設定をそのまま引き継いで焼き直しした作品。
トラブルを起こす兄弟。
足手まといなキャリアウーマン。
キャリアウーマンとは価値観の違うワイルドなイケメン。
鈍重で欲深いデブ。
キャラクターがもはや記号に感じました。
それにしても兄ちゃん落ち着きすぎ。
遺伝子組み替えでこれでもかとばかりに特技を備えた恐竜が出ます。
遺伝子組み替え万能過ぎ。
しかし作中で言及されていた通り、強くでかく恐ろしい恐竜を出さないと観客にはもう通用しません。
そしてそのハイブリッド恐竜に立ち向かうのは1作目で暴れまわったオリジナルのラプトルとTレックス。(Tレックスは3でトサカ恐竜にやられてたやん)
同じようにそこかしこに散りばめられたジュラシックパークの要素。
でも派手さはさすが。
「ターミネーター・ジェニシス」
ジョン・コナーの設定に驚愕ですがここまでこねくり回さないとオールドファンの予想は超えられません。
でもそこをそんな風にいじったら元も子もないと思うんだけど。
サラ・コナーは若く健康的で可愛らしくなっていました。
まさかそれが逆に魅力を減らすことになるとは。
Tー800も饒舌になっていて重苦しい雰囲気は無くなっていました。
でも派手さはさすが。
この2つの作品に共通して感じたことは、もう僕は予備知識無しに観ることはできないといことでした。
前作の世界観、キャラクターの印象を観客が強く持っているという前提で作られており、そこをどう引き継いだり裏切ったりするかに労力を費やしているようでした。
どのシーンを観ても過去の作品の内容がちらついてしまい全く純粋に作品と向き合うということはできませんでした。
2つの作品とも前作の魅力を流用することにより過去を知る人たちを惹きつけることができています。
しかしそれが結果的に過去に縛られることとなり、前作を超えることは決してできなくなってしまっています。
過去を絶対的な基準にしてしまったら現在を幸福に生きることはできません。
思い出は美しいと感じてしまうものだから。
新しい作品の中でのセリフやシーンが前作の何を元にしているのかがわかることに喜びと同時に寂しさも感じてしまいました。
歳を取ったシュワちゃんが言った"I'm old "がやけにリアルに感じたのは、同じように僕が歳を取っていたからなのでしょう。
(シュワちゃんはとにかくかっこいい)
「スターウォーズ フォースの覚醒」も同じく過去に縛られた作品。
人々の評価は高いですが個人的駄作です。