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「木綿のハンカチーフ」名曲だけど

相変わらず昔の日本の曲を聴いていますが、数ある名曲の中でも「木綿のハンカチーフ」は今でも人気があるようです。

 

太田裕美木綿のハンカチーフ

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男女問わずいろんな人がカバーしていますが、僕は平尾昌晃の「ディスコ・トレイン」というアルバムに入っているバージョンが好きです。

でも「木綿のハンカチーフ」は上がっていないので聴けません。残念!

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最初は普通にいい曲だなと思って聴いていました。

僕も上京しているので共感して沁み入る部分もあります。

ただ、しばらく歌詞を味わいながら聴いていると引っかかるようになりました。

 

この曲は基本的には、都会に染まって変わっていく男性に忘れられてしまう純朴な女性を哀しく描いていると思います。

女性に同情的な人が多いのでは無いでしょうか。

でも男性は女性のことを気にして、喜んでもらえるようなことを考えています。

それなのに女性側の歌い出しがいつも「いいえ」とそれを拒否することから始まります。

良かれと思ってやってるのに否定され続けるのはきついぞ…

そして最後は涙を拭うハンカチーフが欲しいということによって傷つけられたということを突きつけます。

これはマジできつい。

「やってあげたんだから喜ぶことが当然だろ」とは思いません。それは押しつけになってしまいますし、曲が進むほどに男性側の空回りが強調されていきます。

でもそれは男性側の気持ちを踏み躙っていることでもあるのでは無いでしょうか。

正直そんな態度を取り続けられたら冷めていくのもしょうがないと思う。

変化が受け入れられないということですでにこの二人の関係は終わることが確定していたのです。

これはどちらかが悪いということではありません。

お互いの価値観、環境の違いによって離れてしまう両方に心を馳せることによってどうしようもない状況や切なさを感じるべき曲なのでは無いでしょうか。

という風に思うようになりました。

 

そんなんわかってるわ!常識だろ!という共通認識がすでにあったらすいません…

 

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