lilting

今日もちょっと楽しい

実は最先端だった日本のコーヒー文化

コーヒーのサードウェーブもだいぶ一般的になってきたような気がします。

そのムーブメントにおいて使われている「プアオーバー」「コールドブリュー」「シングルオリジン(エステート)」などの単語を目にしたこともあるでしょう。

それらの意味はわかりますか?

「プアオーバー」はドリップによる抽出。

「コールドブリュー」は水出しコーヒー。

「シングルオリジン(エステート)」は単一の品種(農園)の豆を使う。(ブレンドではない)ということです。

言い換えるとよくわかりますよね。

なぜならそれらは日本で昔から一般的な方法だからです。

むしろ元々日本を手本にすらして海外で最近広まっているのがサードウェーブコーヒーなのです。

昔からやっていたことには目もくれなかったのに英語になるとなんでもかっこいいし新しいみたいなイメージを持つ人が日本では多い気がします。

「西洋に負ける」って書くとまた燃えそうだからやめとこ(笑)

まあ日本人が自国文化を軽視する風潮は歴史的に続いているものですからね。 

 

ちなみに「ダッチコーヒー」も日本では昔から馴染みのある水出しスタイルです。

ダッチはオランダの意味で、オランダ占領下のインドネシアでのコーヒーの抽出スタイルだったのですが、現在オランダでは一般的ではないそうです。

そればかりか今や日本でしか行われていなかったくらいのレベルなのです。 

なので日本のメーカーしか作っていません。

でもやっぱり海外から来るとありがたみが増すようです。

 

それからコーヒーに砂糖を入れないのもほとんど日本だけでした。

海外ではブラックコーヒーでさえ砂糖が入っているのです。

ミルクを入れないため色が黒いからブラックコーヒーと呼ばれているのが本来の意味です。

ミルクも砂糖も入れないのはストレートコーヒーと呼びます。

そしてストレートコーヒーも海外でコーヒーの個性を純粋に味わえるということで徐々に広まっているようです。

 

そう考えると日本はコーヒーで世界をリードする存在だったのかもしれませんね。