以前「筋トレがうつ病に効く」という記事を読んだのでその理由を考えてみました。
まず「効果があるのかないのか」でいうと「効果はある」という前提です。
1、成果が実感として得られる。
筋トレをすると体に変化が現れます。
筋肉がついたり、脂肪が減ったりして見た目にはっきりと分かるようになります。
それは自発的な行動から結果を得るという成功体験であり、それにより自信が持てるということですね。
スタイルも良くなって自分をカッコいいと思うことは自己肯定に繋がるでしょう。
仮に筋肉がつく前でも筋トレ後の筋肉痛があれば、運動をしたという満足感が得られるので良いと思います。
2、体力がつく。
肉体の疲れは同時に気力を奪います。
運動の疲れではなく長時間労働など消耗するだけのタイプの疲れです。
それを運動によって体力を向上させることでカバーすることができます。
3、ネガティブ思考から離れられる。
個人的にこの理由が一番大きいと思います。
実は運動そのものではなく「運動行為の観察によってネガティブな考えから離れる」ことこそ筋トレがうつ病に効くという一番の理由なのではないでしょうか。
例えばうつ病やネガティブな精神性の持ち主は「辛い」「もうダメだ」「怖い」などの考えが常にループしてしまうことで脳の回路が良くない方向に形成されてしまいます。
それを筋トレによって「1、2、3、4」とカウントに置き換えることだけでもその時間はネガティブなループを断ち切ることができるのです。
また動かしている体の部分に集中することでも余計な思考が止まります。
そしてその時間を徐々に増やしていくことでネガティブ思考が修正されていくのです。
逆に言うと筋トレ中にもネガティブなことを考えてしまう人は効果が出ないでしょう。
なので筋トレ中はその点を理解しておいて、ネガティブな考えが出てきても焦らずに「カウントを意識する」「動かしている場所の筋肉を意識する」「呼吸で空気が出入りしている鼻の感覚に意識を向ける」といいと思います。
筋トレ回数を重ねればその部分がきつくなってきて筋肉の負荷に自然に意識が向くのでネガティブなことを考えている隙が無くなるはずです。
しかし筋トレの辛さは上にも書いたように「自発運動の実感」「体型の変化で得られる成功体験」としてポジティブな面につながるので問題はないでしょう。
(睡眠について言及頂いたので追記)
運動をするとよく眠れるようになります。
肉体的な疲労もありますが、やはり精神的な部分が大きいと思います。
脳はストレスを感じると興奮状態になり働きが活発になります。
悩み過ぎて夜も眠れないというのはそうゆう事です。
また脳が過剰な思考により疲労すると、そこで溜まった多くの情報を処理するために長時間の睡眠が必要となってしまいます。
考え過ぎると寝付きが悪くなるが、たくさん寝なければならないという最悪のループが完成してしまいます。
運動行為の観察でネガティヴ思考を断ち切ることによって脳の疲労が軽減され睡眠への導入が容易になるのです。
長時間寝過ぎる必要もなくなり、すっきりと起きられます。
そうやって睡眠の質が良くなるのでその点もうつ病には効果があると言えます。
以上が僕が考える「筋トレがうつ病に効く理由」です。
しかしこれはうつ病でもなく精神科医でもない素人の勝手な考えですし、筋トレの方法によっても成果が変わってくると思うのでうつ病の方は素直に病院に行く方が無難ですね。
この方のブログの方が役に立つと思います(笑)
ちなみにこれは「瞑想」を学ぶ上で気付いた筋トレの精神への影響です。
瞑想は最近注目されていてグーグルも取り入れているみたいな本がありますが、仕事や人間関係が良くなるのは副産物なのでそこを目的にすると失敗するようです。
グーグルやアップルというブランドに反応したり、すぐに成功体験を得ようとしたりするとそれ自体雑念ですし効果が得られないと思うので、筋トレをやる方がてっとり早い効果があると思います
さーって!そんなこと考えていないで僕も筋トレ再開しよっと(笑)
ところで僕の筋トレのモチベーションアップ方法はマッチョな男性の写真を見ることです。
その写真と自分を見比べることで「やらねば!」という思いになるのでちょくちょくやっています。
ポスターを部屋に貼ろうかとも思いましたが、誰か来た時に勘違いされそうなのでそこまではしていません(笑)