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今日もちょっと楽しい

「ブドウの種を吐き出すように」

森もり子on twitter

ツイッターでこんな人見かけました。

最近LINEスタンプや書籍が人気の漫画家(?)らしいです。

ツイッターに上げている4コマ漫画見たのですが

性格キツそうだなってのが最初の印象。

毒吐いとけば面白いみたいな。

もちろんこの人が普段やっていることではなく創作なのでしょうユーモアを感じないので僕は好きになれません。

でも人気があるってことはこの毒を良しとする人がいるってことです。

日常でのよくある会話に毒づいて非日常にしてしまう。

そのギャップを生み出す空気感に面白さを感じているのかもしれません。

そこには自己主張の少ない日本の文化的な背景も関係しているんだと思います。

本音と建前を使い分ける日本人的なコミニュケーションへのアンチテーゼとしてこの人の作品は目立っているのでしょう。

日本でツイッターが人気なのも同じ理由だと思います。

gendai.ismedia.jp

日本語の情報量の多さが指摘されていますが一番の理由は「本音と建前」なのではないでしょうか。

面と向かって言えない事でもツイッターでは即思った事、本音を表現できる。

思っている事と言う事に大きな乖離があるのだと思います。

でもそれはちょっと問題でもあると思います。

もっと自由に発言できる社会になって欲しいですね。

 

そういえば黒田三郎の有名な恋愛詩集

「ひとりの女に」収録の「賭け」という詩に「ブドウの種を吐き出すように 毒舌を吐き散らす唇の両側に深いえくぼ 僕は見たのである ひとりの少女を」という一節があって、とてもかわいく、愛おしさを感じていました。

 

でもそれが森もり子さんの作品みたいな毒舌だったら嫌だなあ(笑)

黒田三郎詩集 (現代詩文庫 第 1期6)

黒田三郎詩集 (現代詩文庫 第 1期6)

 

 




追記

はっ!自分も毒舌になってる??

この人を叩くつもりはないんだけど。。

自分がそうならないように気をつけなければ。