グランドキリン「ディップホップ・ヴァイツェン・ボック」を飲みました。
結構長い名前ですし聞き覚えのない方も多いかもしれません。
ディップホップとは発酵中のビールにホップを漬け込む(ディップ)方法でホップの香りが強く押し出される製法です。
ヴァイツェンは小麦を使ったドイツスタイルのビールで、ボックは色も味わいも濃くしたものです。
つまりホップを効かせた濃い味の小麦ビールということになりますね。
しかも無濾過ということで濁っています。
僕は酵母が残ったビールが好きなんですよね〜。
さてそのお味はどうでしょう。
こ、これはうまい!!!
ヴァイツェンらしいバナナの香りに豊かな麦汁の甘み、酵母のまろやかさと桃の香りも相まってまるでネクターを飲んでいるようです。
濃くてまったりとした舌触りのおかげで高いアルコール分(7.5%)を感じさせない飲み心地です。
しばらく時間をおいて温度が上がってから飲むと柑橘の爽やかな苦味、白ワインのような香りが出てきました。
最後にほんの少しだけスモーキーさもあります。
いつも大手のビールを飲むときに「大手の割には」おいしいという感想になってしまっていますがこれはクラフトビールと比べても全く遜色ないほどの味わいがあります。
というかこの値段でこんなにおいしいクラフトビールが味わえるなんて安いですよ。
濃い味でこれからの季節にもぴったりな傑作だと思います。