埼玉の有名なお菓子といえば「草加せんべい」「十万石まんじゅう」がありますが、それに一つ足して三大銘菓と謳われているものがあります。
それが「五家宝」
三大銘菓なのに知名度がイマイチらしいです。
埼玉出身の人に教えてもらって初めて知りました。
というかまず読み方がわかりませんよね。
「ごかぼう」って読みます。
きな粉がふんだんにまぶされた、というかきな粉に埋まっている棒状のお菓子です。
断面はこんな感じ。
つぶつぶの米菓を水飴でまとめあげ、きな粉をまぶしたお菓子です。
というかきな粉に埋めたお菓子です。
食べてみると若干のサクサク感とぐにゃあっとしたなんとも珍妙な食感がします。
そして大量のきな粉が付いているのでむせます。
食べる時は気をつけて下さい。
でもそのきな粉の優しい甘さと香ばしさが素朴な味わいです。
材料は大豆・もち米・砂糖・水飴のみ。
余計なものが一切使われていません。
シンプルながら食べ進めるほどに旨さが広がるお菓子です。
日本の田舎の暖かい部分が詰まったようなノスタルジックな味です。
それにしてもきな粉が多過ぎます。
まぶすくらいでいいんだけどなー。
ダメなわけでもケチを付けたいわけでもなく、単にもったいないと思ってしまいます。
食べ終わった後かなりの量が余ってしまいますねこれは。
なんならもう一回きな粉のお菓子が作れるくらいです。
この量じゃないと五家宝としての味が出ないのだろうか。
吸湿や香り付けとしての効果があるとか?
本体食べ終わったらどうしよう。
牛乳に混ぜてきな粉ミルクとして飲もうかな。
そうしよう。
というわけで(?)一袋で二度美味しいかもしれない埼玉のお菓子でした。