年末年始の休みは特にやることがないのでGYAO!で映画でも観ようかなと思っています。
そして感想を書いておこうかなと。
ところで年末映画といえば忠臣蔵ですよね。
それにしてもなぜ忠臣蔵なんでしょうか。
子供の頃から毎年観ていましたが、最近はさすがにやらなくなってきています。
僕は時代劇が好きなのですがこの題材はあまり好きではないんですよね〜。
癇癪を起こした主君のために何人も命をかけるってところが好きになれません。
そして封建的な忠義心を賛美するためのプロパガンダ作品ではないかとすら思えます。
僕が好きな時代劇はほとんどが封建主義を否定している作品です。
侍が出てくるのに武士道の残酷な面を否定すらしています。
それらの作品で主人公が貫く武士道とは「己の信念に従い進んでゆくこと」です。
でもそれらは全て戦後再構築された社会が生んだ思想による創作物であって、史実は「忠臣蔵」のような抑圧的な内容ばかりです。
というわけで僕は忠臣蔵が好きではありません。
放送が減ってきたのは人々が飽きてきたことが主な要因なのでしょうが、その作品中に含まれる思想自体が受け入れられにくくなっているのかもしれません。
ところでハリウッドでは2回リメイクされています。
"47 Ronin"
キアヌ主演の方はド派手なSF作品に超解釈されていましたが見事にずっこけていました。
「ラスト ナイツ」
紀里谷和明監督がハリウッドでリメイクした作品。
これはまだ観ていないのですが予告編はかっこよかったな〜。
いつか観よっと。
前にも書いたのですが紀里谷監督は「キャシャーンは失敗作」ってよく言われているんですけど、映像表現では一つの記念碑的な作品だったと思います。