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今日もちょっと楽しい

春だ!つくしのペペロンチーノ

最近山菜の天ぷらを食べまして、それが結構美味しかったのでまた食べたいなあなんて思っております。

沖縄ではほとんど見ることがないんですよね〜。

「ふきのとう」なんて教科書で知りましたし。

教科書で読んだ時「へえこんな植物があるんだ。雪の下から出てくるのね。って雪も見たことないけど」という感想を持ったものです。

今は旬の季節ということで近所のスーパーでもゼンマイ、たらの芽、つくしを売っていたので気になっていましたが調理をしたことがないので手を出せずにいました。

でもこのまま食べる機会を見逃すのももったいない、これはチャンスだ!ということで三日目にしてようやくつくしを買いました。

 

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よく見たら緑の花粉みたいなの出てるやん・・・。

花粉症の自分そこで怖気付く。

 

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調べてみると下ごしらえとして袴なるものを取らないといけないようです。

このギザギザした部分です。

これは・・・手間がかかるな!

とりあえずくしゃみ出ました。

 

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しかもアクが強く苦いらしいので下茹でも必要とのこと。

でも今回は風味をよく知りたかったので塩水にしばらくさらしておくだけにしました。

そして調理法は炒めて塩味をつけるのがわかりやすいなということでシンプルな炒め物にしようと思ったのですが、冷蔵庫にあるものを見ているうちに組み合わせのアイディアが湧いて結局ペペロンチーノにしました。

ペペロンチーノ好きなんです。

 

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てことでなんやかんやしてできました!

彩りと食感をプラスするために絹さやも入れました。

 

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付け合わせは菜の花のおひたしです。

ドレッシングとして梅とアンチョビのペーストを混ぜてみました。

そこからオリーブオイル、ポン酢、柚子胡椒を足してなんとなく味が整ったところで菜の花に絡めます。

まあ美味しかったです。

 

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そして気になるつくしを実食!

ほほー、思っていたよりも食感が弱いです。

火を通しすぎたかな。

でも今まで食べたことがない感じです。

なんだか粉っぽい(笑)

花粉を食べている気になるな・・・。(本当は胞子)

若干苦味は感じました。

そしてそれが絹さやの甘さを引き立てることになっています。

見た目にはシンプルですがベーコンはパンチェッタを使ったのでコク深い香りが出ています。

適当にあるものを使った割になかなかいい組み合わせだったぞ。

つくしの本来の味を知らないので魅力を十分に引き出せたとは言えないかもしれませんがペペロンチーノとしては美味しいものでした。

 

あとはアレルギーが出なければいいな・・・(笑)

 

 

mariostang.hatenablog.com

 

黄金の国の闇 漫画「JIN」

 前回の記事で江戸時代に対して清潔で秩序があり平和な印象があると書いたのですが、素晴らしくいい時代だったと手放しに誉めたたえるということはありません。

 僕は時代劇が好きなのですが、それらには暗い部分も多く描かれているからです。

 

mariostang.hatenablog.com

 

もちろん創作物なので映画の内容そのままではないことはわかっていますが、製作者は当時の資料を参考にして作っているので実際にあった事例を導入しているということも多くあります。

最近読んだ漫画「JINー仁ー」もそんな感じでした。

  医療、幕末、ヒューマニズム、恋愛、SF、宗教、文化など1つの漫画とは思えないほど多くの要素が詰まっています。

こんなに多い要素を描いているにもかかわらず破綻せず高いレベルの人間ドラマとして成り立っている驚くべき作品です。

 この作品は作者が「江戸の性病」という本に出会ったことから構想が生まれたんだそうです。

江戸の性病―梅毒流行事情

江戸の性病―梅毒流行事情

 

というわけで江戸の実態も描かれていると考えてよいのでしょうが、 昔は人権のない残酷な時代ですよね。

主人公の南方仁も何度も死にそうな目にあってます。

なんであんなに過酷な出来事が立て続けに起こるんだ!

僕なら嫌になって隠れちゃうな・・・。咲さんと。

そんなことしたら作品が成り立たないわけですが(笑)

しかしそんな苦しみを何度も乗り越え、医者としての使命である人命救助を何よりも優先する南方仁の姿に心打たれ、強さに憧れを抱くような作品でした。

もう最高。

黒澤明の「赤ひげ」を思い出します。

それは単にヒゲつながりかな(笑)

でも「JIN」に出てくる若い医者(佐分利)は「赤ひげ」の加山雄三が演じてた人かなーとか。

あと「戦国自衛隊」?

 

ところでこの漫画のラストがハッピーエンドだったのかどうかは僕には判断できませんでした。

全てが手をすり抜けたような、翻弄されるままに終わったとも言える最後です。

でも見方によっては葛藤することなく二人の美女をゲットしたってことなのかもしれません。

それはゲスすぎるか(笑)

 

僕は江戸時代や大正の文化に憧れを感じます。

しかし知れば知るほどあの時代の輝きの下には闇も広く、深かったことを同時に理解しておかなけらばならないと考えます。

それが本当の反省であって未来への道しるべとなるものでしょう。

少なくともあの時代を「取り戻す」のはやめといた方がいいんじゃないかな。

18世紀ロンドンのコーヒーは苦そう「コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史」感想

「コーヒー・ハウス 18世紀ロンドン、都市の生活史」

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コーヒーの歴史について知っておこうと思って本を読みました。

でも読んでみるとコーヒーはあまり関係がなく、コーヒーが飲める場所「コーヒー・ハウス」を中心にした視点から18世紀イギリスの当時の状況を知る事ができるという本でした。

これは予想外。

しかもいい事はあまり書かれておらず、18世紀の不潔で陰鬱でペテン師や病気のはびこるイギリスのイメージを更に強くするものでした。

当時を舞台にした映画や昔の絵画(特に銅版画)などで見る中世のイギリスというのは大体そのような印象でした。

逆に同時期の江戸は清潔で、秩序があるというような印象を創作物、記録を見て感じていました。

アメリカの学者スーザン・B・ハンレーという人も江戸時代の日本を西洋と比べても文化的で幸福な国だという風に驚きを持って捉えていたようです。

生まれる国を選ぶとしたら裕福ならイギリス貴族、平民なら日本と言っていたとか。

 

この本にも載っていたのですが「ジン横丁」という風刺画があります。

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人々が飲酒にふけり堕落するという当時の状況を描いたものです。

昔の生活は苦しかったからこうやって逃避していたのでしょう。

でもこちらは逆に今の日本が陥っていないか?と思えてなりません。

最近日本の一部で缶チューハイの「ストロングゼロ」をもてはやす風潮があります。

単純に言って安く酔えるからです。

その背景には経済的な不安、将来への悲観があるのではないかと疑ってしまいます。

酔うためにお酒は飲んではいけないなと僕は思います。

酔ったら大体失敗しますからね。

自分がそうなるからなんですけど・・・。

 

ええい過去なんて振り返っちゃダメだ!(笑) 

昔より今の方が絶対に良いって言えるように生きていこうと思います。

(ってこれは本の感想なのか?)

 

コーヒー・ハウス (講談社学術文庫)

コーヒー・ハウス (講談社学術文庫)

 

 

江戸時代の遺産―庶民の生活文化 (中公叢書)

江戸時代の遺産―庶民の生活文化 (中公叢書)

 

 

人はこの迷宮から逃れられない「さらば、わが愛 覇王別姫」

 「さらば、わが愛 覇王別姫

北京。少年時代から京劇養成所で厳しい訓練を受けながらも,兄弟のようにかばいあい慕いあって成長した2人の役者、トァン・シャオロウとチョン・ティエイー。たくましい大男のトァンは立役者、華奢な美少年のチョンは女形として、京劇『覇王別姫』の名役者として人気を得る。日本統治時代、第2次世界大戦、共産党政権樹立、文化大革命と動乱の時代の、時の権力に運命を左右される2人。トァンに恋心を抱きつづけるチョンであったが、トァンは高級娼婦のチュ-・シェンと結婚してしまう。愛憎渦巻く三角関係。愛に、舞台に、動乱の中国に生きる人々の悲恋を描く一大叙事詩

ひたすら美しく、哀しい物語。

色鮮やかな中国の伝統的な風景もさることながら、人間描写の複雑さが素晴らしい作品です。

監督が登場人物の誰にも肩入れしていないためにそのような深みを持つことができています。(黒澤明監督作品にも共通する部分です)

他の中国映画では絶対的な悪役として描かれる日本人将校が京劇という伝統芸術の理解者となり、逆に中国人がその文化を軽視するという場面があります。

そして文化革命でその勢いは加速し、自国文化の破壊を招いています。

主人公達に対してもその姿勢は徹底しています。

小樓(シャオロウ)は幼い頃から共に生きてきたパートナーであるはずの蝶衣(ティエイー)を糾弾する場面があります。

本当の自分の考えというよりも恐怖や不安から逃げ出すために多数派に同調する。

そこで賛同を得た快感がさらに極端な立場をとらせてしまうのでしょう。

それが自称愛国者で差別発言をする人達の姿と重なりました。

現代日本でもそのような発言を聞くことが多くなっていますが、僕は誰も本気じゃないんだろうなと思っています。

日々の生活の中の不満が鬱積し、そのはけ口をある対象に定めることで攻撃を正当化する。

そんな人たちが集まり称え合うふりをして自己陶酔に浸る。

本当の問題は自分の中にあるはずなのに。

問題から目を逸らしたままで行き着く先は悲劇以外にありません。

そのような現代の風潮を重ねて観ても共通点を見出すことができるはずです。


ちょっと話はずれましたが、この作品では全ての登場人物の美しさと同時に弱さ、欲望、醜さをあぶり出しています。
それは人間そのものを描いているからなのです。

だから時代を超えても共感できるし、同じことで苦しみ続けるのです。

紀元前の史実を基にした「覇王別姫」が近代中国を生きる人にも重なり、そして現代の我々の心にも響く。

生きることは迷宮であり、そこから人は逃れることができないのです。

この作品を通し大きな歴史、人生を俯瞰して観るとそこに気付くことができます。

そうして何か気付きを得たのならば自分の生き方に反映し少しでも好影響を与えるきっかけとする。

芸術とはそのような役割を果たすものなのではないでしょうか。

人間を知るための芸術としてこの映画は最高峰にある作品でしょう。

携帯料金安くなったけど文句言うやつ

最近携帯電話の利用料金が安くなりました。

それもプランを変えただけで使い方は今まで通りです。

差額は3千円くらい。

いったい今まで何にお金払っていたんだろうか・・・。

iPhone SEの後継機出たらもっと安いとこに乗り換えよっと。

だし巻き玉子サンドイッチ

最近好きなブログです。

tamagoggo.hatenablog.com

たまごサンド愛溢れるブログです。

専門性が高いっていいですね。

だし巻き玉子のサンドイッチが流行っているということをこのブログで初めて知りました。

他にもいろんなサンドイッチや食べ物のお店を紹介しています。

僕は出張で定期的に大阪に行くことになったので食べ歩きの参考にさせてもらおうかと思っております。

まあ自由行動するには自腹で一泊とかしないといけないのでそんなには行けないかもしれませんが。

 

そんなサンドイッチ欲が高まっている中、つい先日東京出張の帰りに新宿NEWoManエキナカのお店を見て回っていたところ「Wa's サンドイッチ」というお店を見つけました。

和風な具材を使ったサンドイッチがたくさんありました。

今回は2種類買ってみることに。

 

塩麹サバサンド」400円

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パンがしっとり柔らか。

塩麹サバも旨みがしっかりしており、そこに柚子胡椒の清涼感のある辛さがアクセントになっています。

水菜のシャキシャキとした食感も良いです。

これは美味しい。

 

サバサンドの美味しさで期待が高まりつつ満を持して登場。

「Wa's 和玉子ミックス」660円

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左、煮玉子サンド。右、だし巻きサンドです。

 

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初体験となるだし巻きサンドをいただきます。

分厚いので大きく口を開けてがぶっとな。

ほう・・・こんな感じなんだ。

ふーん。

まあ・・おいしいっすね。

じゃあ次は煮玉子サンドいってみようかな。

ああ・・・煮玉子だから白身が固めでね。

うん・・おいしいっすね。

ああ〜これ660円か。

そっか〜。

 

初体験ということで(?)微妙な感想になりましたけど普通に美味しかったですよ(笑)普通に(笑)

次は出来立てが食べられるお店に行こっと(笑)

キャベツの芯と鳥皮の炒め物

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突然ですがキャベツの芯ってどうしてますか?

1、捨てる

2、食べる

 

この2つの選択肢であれば圧倒的に「1、捨てる」という方が多いのではないでしょうか。

それはもったいないので今日は僕が考えた調理法を紹介します。

 

用意するもの

・キャベツの芯

・鳥皮

・塩胡椒

 

まずキャベツの芯を1センチ弱の厚さに切ります。

熱湯で5分茹でます。

その間に鳥皮を炒めておきましょう。

油が出てくるように弱火でじっくりと炒めます。

そして茹で上がったキャベツを鳥皮から出た油をからませるように炒めます。

塩胡椒を振り、表面に焼き色がついたら完成!

これだけです。

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キャベツの芯が火を通した山芋のようにホクホクとした食感になります。

絶品!超おいしい!というわけではないですが、食材を無駄なく食べることができていいです。

あと個人的には三角形の断面がかわいく思えます(笑)

鳥皮も安く売られていたり、調理の時に取り除かれたりする部分なので余り物食材同士という感じがします。

キャベツの芯はスープに入れてもいいですし、実は食べられるということを知っておくとお得なのではないでしょうか。

最近すごく高くなってますしね。